【育児】 2歳児は「謝罪」できるのか?

この前、育児雑誌の記事で、娘と同じ位の年齢の子どものお母さんが「子どもが『ごめんなさい』を言わないのが悩み」という話があり、少し驚いてしまいました。
私は、3歳未満の子どもは本当の意味で「謝罪」できる能力はまだ育っていないと思うので、娘に「ごめんなさい」と言わせることはほとんどありません(特に家では)。

最近の認知科学の知見では、「鏡像を自己と認知できる」、「基準やルールを獲得し保持できる」→「恥や罪悪感を感じる」ようになるのは3歳前後から、と言われています。
謝罪というのは、自分をある程度客観視したうえで、相手の気持ちを思いやることでもあるので、ある程度認知能力が発達しないと、出来ないと思います。

「こういう場面(状況)では『ごめんなさい』と言った方が良い(言うべきである)」という学習(条件付け)は3歳未満でもできると思いますが、それは本当の意味での「謝罪」ではないでしょう。
時と場合によっては、それも必要かもしれませんが(見ず知らずに親子が集まる、病院の待合室などでのオモチャの取り合いなど)、少なくとも家庭内でこどもに求めることではないと私は思っています。

とはいえ、自己認知がどうの、といった理論的な話より、下記の夫の言葉が一番本質をついてるな、と思いました。

「自分の気持ちもロクに表現できないような子どもが、他人に対して謝るなんてできるはずないだろう」




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この記事へのコメント

アオキ
2012年03月01日 20:31
そのだんなさんの言葉は「子供」を「人間」に変換すると大人相手にもあてはまりますね。
nouko
2012年03月02日 09:15
確かに。
大人でも、自分のことを客観視できなかったり、自分の気持ちを上手く表現できない人は、感謝や謝罪をきちんと伝えることは難しいかも…
岩田です
2012年03月02日 10:42
認知科学の問題というより、価値観の問題の様な気がします。個人差もあるだろうし、3才0分から100%罪悪感が分かるようになる訳でもないと思う。多分親が謝って一緒に頭を下げる事が出来ないといっているのでは?
nouko
2012年03月02日 12:14
確かに、どちらかといえば価値観の問題かもしれませんね。
一緒に頭を下げられない2歳児に対して、親は「こういう場面では頭を下げるべき」と「しつける」ことも大事だ!という考え方もあるでしょうし…
私は、親が相手の親と子どもに謝れば、子ども自身は謝れなくても仕方ないと思うのですが、そういう風に考えない人もいることはわかります。

ただ少なくともうちでは、家庭内で娘が何かやらかしても、私(夫)に対する「謝罪」は求めません。
娘がやったことが私達にとって困ることである、あるいは娘にとって危険なことである(少なくともほめられることではない)、ということはしっかり伝えますが、「だから謝りなさい(「ごめんなさい」は?)」までは要求しません。

もちろん、3歳になったからといって100%罪悪感が分かるようになるわけではないです。
大人とほぼ同じように罪悪感を感じる-ケンカして相手を泣かせた、ような具体的なことだけでなく、抽象的な道徳規則を犯した時(友達とのルールを破る、など)にも罪悪感を抱くようになるのは10~12歳ぐらいになってから、らしいですし…

こどもの言葉が達者になってくると、「まだ大人と同じように感じたり、考えたりはできない(していない)」ということをついつい忘れて、過度な要求をしてしまい、親も子もしんどくなる、ということもあるかなぁ、とは思います。

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