【読書】「オランウータンのジプシー」 黒鳥英俊 著

多分、このブログをのぞきに来る方はすでに購入済みかと思いますが、一応お知らせ。
(オランウータンとしては)日本で最も有名かもしれない、多摩動物公園のジプシーさんのことを綴った本が出版されました。





個人的に印象に残ったのは、ジプシーさんの素晴らしい能力よりむしろ黒鳥さんの心情。
いつも飄々としているように見えたのに、じつは結構心配事が多くて、大変だったんだなぁ、と。

あえてここで、あの本に書かれる前の、私が知っているジプシーさんのことを書くと、ちょうど私が多摩に通い始めた頃は、それまで「ゴットマザー」として多摩で一番強い雌の地位を守っていたジプシーさんが、二女のサリーさん(故人)の挑戦を受け、時々ケンカしていた頃でした。
寄る年波みに勝てず、サリーさんに負けたジプシーさんはあっという間にチャッピーさんにまで追い抜かれてしまいました。
それを機に一気に老け込んでしまったジプシーさん。
でも、黒鳥さんの前の担当者の井上さんが、園内で伐採された大量の植栽の枝葉を放飼場に入れる、というエンリッチメントをしてあげた時は、それは楽しそうで、「巣」のようなものまで作っていました(巣を作ったのはジプシーさんだけだった)。

そして引っ越しして、この本に書かれているように、雑誌や雑巾、ハーモニカといった様々な道具をもらって、また活き活きとしたジプシーさんを見ることができるようになりました。

長生きして欲しいなぁ。

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この記事へのコメント

orangutansmomo
2008年10月01日 20:30
こんばんは~。
オランウータンにも、権力争いみたいなことが
あるのですね。
サリーさんて強かったんだ。
今のジプシーさんになるまでに
いろんなことがあったんですね~。
ほんとに長生きしてほしいです。
nouko
2008年10月05日 20:50
orangutansmomoさん、コメントありがとうございます。
今は絶版ですが、下記の本に、多摩動物公園に来てから、お母さんになるまでのジプシーの生活が綴られています。

「オランウータン 子ども動物園
わんぱくっ子とおかあさん」
富森 菊枝, 宮本 昇 (著)
ポプラ社 (1980年)

もしかしたら、図書館には所蔵があるかもしれません。
あるいは、多摩に通っているオランウータン・ファンの皆さんの中には、お持ちの方がいるのかも。
恋人のドン・ホセの脱走を手伝った話とか、びっくりするようなエピソードが満載です。


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