インドネシアでの支援活動とその周辺

今日は、スマトラ島でオスの野生オランウータンの繁殖戦略について、DNA解析を用いて研究したUKの研究者の講演会を聞いてきました。
講演の内容自体は、すでに学術雑誌に発表されているものでしたが、やはり直接本人から話しがきけるのは有意義(質疑応答も活発だったし)。

講演会の後、演者とちょっと話をしたが、彼が見聞したインドネシアの小学校での出来事がとても興味深かった。
あるNGOのメンバーである白人女性が、貧しい家の子供が通っている小学校で、児童一人一人に新品のタオルをあげた。でも、その白人女性が帰ってしまった後、学校の先生が子供達から半ば強制的にタオルを集め、市場で売ってしまった…
もちろん、その売上は子供達のために使われることもなく、その教師のポケットマネーになってしまったようです。

日頃も学校の先生は子供や父兄に金品を要求することが多いので、ただでさえ貧しく、学費も満足に払えない親たちは、ますます子供を学校にやるのを嫌がるのだ、とその研究者は言っていました。

おそらく、教師などの公務員の給料が非常に安いこともあって、こうしたことが起こるのでしょう。
彼らとて養わねばならない家族がいるわけですから。
国軍の兵士なども給料はおろか、糧食や装備さえ満足に支給されず、原則現地調達することになっている、という話も聞いたことがあります。

というような状況のインドネシアに、被災者支援とはいえ大量の物資や義援金が送られると、それらはどこに消えてしまうことになるのか…
義援金の送り先は、本当によく選ばないといけない、と改めて思いました。
ちなみに私は、下記の3つの団体・個人に義援金を託しました。

インドネシア民主化支援ネットワーク http://www.nindja.com/index.html
熱帯林行動ネットワーク(JATAN) http://jatan.org/sumatraquake.html
イチャ http://alianisa.hp.infoseek.co.jp/aceh.htm

これらの団体は、次のような私なりの基準で選びました。
1.インドネシアでの活動実績がある
2.インドネシアの国情に詳しい
3.地元住民や地元NGOとのしっかりしたネットワークがある

赤十字などの緊急の災害支援のノウハウを持っている団体にも義援金を送ることを考えていたのですが(私が最初に選んだ団体は、必ずしも大規模災害の支援活動に精通しているわけではないので)、どうやらそっちにはかなりの金額が集まっているようなので、もっと小さな団体に送ることにしました。

本当は戦力(義援金)は分散するより集中して投下した方がいいんでしょうが、今後も継続して支援していこうと思っているので、いくつかの団体の報告を見ながら、支援先を絞りこんでいこうと思っています。


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