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zoom RSS 【ニュース】 類人猿も“中年の危機”を経験

<<   作成日時 : 2012/11/22 15:04   >>

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ラジオなどいくつかの媒体で報道されたようですが…

類人猿も“中年の危機”を経験

ナショナルジオグラフィック ニュース

元ネタはこれですね↓
Weiss, A., J. E. King, M. Inoue-Murayama, T. Matsuzawa, and A. J. Oswald. 2012. Evidence for a midlife crisis in great apes consistent with the U-shape in human well-being. Proceedings of the National Academy of Sciences.
※論文も無料でダウンロードできるようです

著者のアレキサンダー・ワイス(Alexander Weiss)さんは、類人猿の性格判定研究の第一人者(と言っていいのかな)。
ヒトの性格判定用のプロトコルを利用して、飼育係にアンケートして、チンパンジー、オランウータン、ゴリラなど類人猿の性格を判定する−という研究で、何本も論文を書いています。
例えば↓
Weiss, A., M. Inoue-Murayama, J. E. King, M. J. Adams, and T. Matsuzawa. 2012. All too human? Chimpanzee and orang-utan personalities are not anthropomorphic projections. Animal Behaviour 83:1355-1365.


個人的には、野生下の中年(と推定される)オランウータンは、フランジ雄同士ならしょっちゅうケンカしているようだし(もっと若い頃はアンフランジ雄のままでいて、ケンカすることはほとんどなさそう)、母親は子育てが軌道にのってきた頃(一番大変な一人目を育てあげて、2人目+3人目を育てるところ)だから、「充実しているが、大変」な時かも。
野生で明かな老齢個体というのは、まだ見たことがないけれど、多摩動物公園のジプシーさんは、私が観察していた時は中年→老年に入るところで、娘とケンカして負けて、段々意気消沈していったけど、その後落ち着いて、今はのんびりしているようだし。

論文はまだきちんとは読んでいませんが、この手の研究って、あくまで「ヒトが判断」しているので、実際にそれぞれの個体(類人猿)がどう感じているのか、ということが証明されているわけではないんだよね…
色々議論はあるけれど、私はまだこの手法にはちょっと疑問を感じます。

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