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zoom RSS 【日記】 ワーキングマザーの子供は「かわいそう」なのか?

<<   作成日時 : 2012/11/13 14:16   >>

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Facebookで知人がコメントしていたAERAの記事。

小6の娘から「お母さん、仕事辞めて」 働く母親のジレンマ〈AERA〉

今時、母親の仕事に批判的な論調ってどうよ?
ワーキングマザーの方が専業主婦より子育てや自己に対して肯定的(子育てを「楽しい」という人の割合が高い)という統計結果も、保育園児とそれ以外で発達に差はないとか、散々既出なのに。

私自身は保育園も幼稚園も行かず、小学校に入るまで、ずっと母・妹(仕事で父はほとんど出張していなかった)と一緒でした。
でも正直、母とずっと一緒の生活は、楽しかったよりもつらかった印象が強いです。
母はとてもよくやってくれましたが、それでも時々、子供心にもイライラしているのが感じられ、「この人に見捨てられたらおしまい」という強迫観念みたいなものをずっと感じていました。
自分が育休中や復帰後も、精神的にかなりきつかったし、娘を保育園に入れる時に「かわいそう」とはこれっぽちも思いませんでした。
最近は、毎朝のように娘に「保育園行きたくないの!」と言われつつ(園についたら速攻遊びはじめるのに)、それでも保育園に行ってる時間があるからこそ、一緒にいられる時に余裕をもって娘に接することができるのだと思います。
それに例え私が専業主婦になっても、保育園での手厚いケア(遊び、食事、etc)を、自分が家で実践できるとは全く思えない。

そもそも人類の歴史の中で、「専業主婦」なんて存在は、ここ100年弱ぐらいの間に先進国と言われる地域で成立した、非常に特殊な家族の形でしかないのに…
狩猟採集の頃は、お母さんだって植物性の食物を採集して、家族を養っていたし(お父さんの「狩猟」の成果は毎日期待できるものではない)、農業が始まってからだって、お母さんも農作業していたし。
江戸時代や戦前の日本だって、農業・漁業では家族総出で働いていたし、自営業でも両親揃って一緒に働いていた。
家庭内で家事と子育てだけやっているお母さん、なんてほとんど存在しなかったはず(ある程度、経済的に余裕があれば、母親は外で働いていなかったとしても、使用人の管理や、「家名」を背負って様々な社交活動に携わっていただろうから、現在の専業主婦とは同一視はできない)。

「お父さんもお母さんも働きながら(食い扶持稼ぎながら)、子供を育てる」はヒトの基本。
サルや他の哺乳類は、お母さんだけで子育てするけど、お母さんだけでコドモを育てるのは難しいのがヒト。
お父さんはもちろん、お祖母さん、親戚、近所の人〜「仲間と助け合ってコドモを育てる」のが基本だし、「助けがない(期待できない)時は、子育てそのものを放棄してしまう」という性質さえ、ヒトにはある。
この辺りの詳しい話は下記の本に色々載ってます↓


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自分自身のサルをみていた経験&自分のコドモを育て経験からしても、「サルの赤ちゃんはお母さんがいれば十分だけど、ヒトの赤ちゃんはお母さん1人では不十分。ヒトはココロも体も母親が一人で子育てするようにはできていない」と思う。
サルの赤ちゃんは自力で母親につかまれるし、母親の活動(食事、休息、移動、社会行動、等々)を邪魔することはほとんどない。
ちょっと大きくなれば、自分で食べ物を探して、仲間と一緒に遊びに、母親のもとに駆け寄るのは、困った時や休む時ぐらい。母親がわざわざコドモの相手をしてあげる、なんてほとんどない。

それにひきかえ、ヒトの赤ん坊は抱っこやおんぶしなきゃいけないし、うるさく泣くし、ちょっと大きくなれば今度は「あれして、これして!」と要求が多いし…
ヒトの母親に向かって「コドモ中心の生活しろ」、「一人でコドモの世話しろ」なんて基本的に無茶、無謀。
もちろん、いついかなる時も、どんな状況であっても、コドモと一緒にいることにこそ無上の喜びを感じるお母さんもいるでしょう。
でも時には子供から少し離れたい、自分の時間を持ちたい、と思うお母さんの方が、フツーだと思います。

経済的に自立した男女が、自分自身の価値観や好みに応じてパートナーを選び、一緒に子供を育てる。
お父さんにとっても、お母さんにとっても、子供にとっても、ベターな社会なのでは?
お父さんは仕事、お母さんは家で子育て。
お父さんが失業したり死亡したり、あるいは離婚したら、一気に貧困生活に転げ落ちる。
そんなリスクが氾濫する社会が、子供にとってはベストだとは、私は思いません。

それにしてもバリバリ働くワーキングマザーを批判して(専業主婦を推奨して)、得する人達って誰なのだろう?と思ってしまう。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
子どもでも子どもの中にいて、関わりの無い状態から、関わって遊ぶ状態になって行く成長過程があるから、子育てサークルとか行ってなければ母子どもだけって言うのは両方大変かもしれないですね。
しかし、預けて両親働けるというのも、子どもが健康で大変な身体的障害を持っていないケースでしか出来ないので、24時間障害児の世話って言うのが一番大変だなと思います。
専業主婦も共働きも、その時ベストと思って選択していることを人がとやかく言う事はないと思います。それと、再び働こうと思った時に碌な仕事に付けない方が問題と思います。若年人口も減りますからね。勉強に戻るのも、仕事に戻るのも自由に能力を発揮できる社会になって欲しいです。資格が無いと普通に捜すとほんと無いですよ、お弁当屋さんやスーパーのレジとかしか。(それも必要ですが、基本的に誰でも出来る仕事しかの意)よりよい社会にして行きたいですね。女性学者の星として頑張って下さい。でもお体お大切に、頑張りすぎないでとも思います。
岩田です
2012/11/19 09:44
岩田さん、コメントありがとうございます。
>専業主婦も共働きも、その時ベストと思って選択していることを人がとやかく言う事はないと思います。それと、再び働こうと思った時に碌な仕事に付けない方が問題と思います。

ホント、そうだと思います!とやかく批判する前に、いつでも経験や能力を活かした仕事につけて、かつ仕事の内容にみあった収入が得られる社会を作る為に努力すべきですよね。今は選択肢があまりに少なすぎる(そして「やり直し」ができない)。

>しかし、預けて両親働けるというのも、子どもが健康で大変な身体的障害を持っていないケースでしか出来ないので、24時間障害児の世話って言うのが一番大変だなと思います。

「療育」や一部の保育所(園)では、障害をもっている子も預かっていますし(娘が通う保育園も障害をもつ子を受け入れています)、むしろそういう子こそ、家で家族が世話をするだけでなく、社会の中で専門的な知識や技術をもっている人の支援を受けながら、育ていくのがベストだと思います。
健康な子供でさえ、保育園に預けられない状況では、障害を持つ子供が保育を受けられる機会を保証するのはかなり難しいですが…
nouko
2012/11/19 15:00
あの記事は読みましたが、自分が好きな結論に落とし込むために組み立ててあるので記事というよりボクのポエムであると思います。
アオキ
2012/11/20 02:34
アオキさん、コメントありがとうございます。
記事を紹介してくれたFBの友人も「この記事は論点が混在している!」と6つも要素をあげていました…
「ひょっとして炎上マーケティング?」って声までありましたが。
物書きのプロとは思えない(こんなレベルで金もらっていいのか?)、レベル低い文章ですよね。
nouko
2012/11/20 13:09

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