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zoom RSS 【日記】 育児放棄

<<   作成日時 : 2010/08/04 10:23   >>

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一昨日まで、大阪で二児が母親に遺棄されて死亡した事件が巷を騒がせていました。
本当に痛ましい事件で、我が子の年が近いこともあり、遺棄された子ども達の様子が目に浮かぶようで、胸が痛かったです。
この手のニュースは、母親(あるいは両親)を鬼畜扱いして、異常だ!みたいな意見が多くでるけれど、私は人間なら誰がやっても不思議ではない、と思います。
こういう状況(母親一人で子どもを育てていて、周囲に助けてくれる人もいなくて、本人の仕事も不安定、など)なら、育児放棄は起きてあたりまえ、虐待や育児放棄しないでちゃんと育てている人がむしろ尊敬に値すると思います。

自分が子育てしていて思うのは、「ヒトの心も体も、母親がひとりで子どもを育てるようにはできていない!」ということ。
オランウータンやチンパンジーは母親がひとりで子育てするのが普通。
オランウータンの赤ちゃんは、お母さんのお腹にだまってしがみついて、泣くことはほとんどない。
お腹が空けば、抱きついたまま母乳を飲めばいいし、少し大きくなればお母さんと同じ物を自分で食べればいい。
ヒトの赤ちゃんは、お母さんの体にしがみついてられないので、泣いて訴える。
お腹が空いた、あっちへ行きたい、遊びたい、眠い、気持ち悪い、etc
ヒトの赤ちゃんのあの泣きは、世話する人間を追い詰める。
理由がわかる時でも腹立たしくなるし、理由がわからない時はなおのことイライラします。

こんな赤ちゃんを生むヒトが、何百万年も命をつないでこられたのは、ひとえにヒトが家族や仲間と一緒に子育てをしていたからだと思います。
お母さんがちょっとイライラしたり疲れた時も、お父さんや親戚、一緒に住んでいる仲間が助けてくれたのでしょう。
逆に、子育てに対して周囲のサポートがなかったら、ヒトの赤ちゃんは今のように、泣きわめいて世話を必要とするような体と心に進化してこなかったんじゃないだろうか。
そしてお母さんの体も心も、一人で子育てするようには進化してきてないと思うので、イライラしたり育児放棄してしまうのも不思議ではないと思います。

私は自分が妊娠・出産する前から、「子どもが生まれても、オランウータンの方がかわいいと思うことがあるだろうな」と思っていましたが、まさにその通り。
泣きわめく我が子を前に、泣かないオランウータンの赤ちゃんを思い浮かべ、何度うらやましく思ったことか(それでも出産前に想像していたほど、イライラすることはなかったので、オキシトシンなどのホルモンの力は偉大だと思いました)。
オランウータンよりも我が子がかわいいと思えるようになったのは、目をあわせてにっこり笑うようになってから。
この笑顔はオランウータンも敵わないよな、と思います。

ヒトの子ども豊かな表情、特に笑顔は、オランウータンにも他の動物もないもので(オランウータンやチンパンジーでも遊びの時に笑顔のような表情をするけど、ヒトの赤ちゃんほど高頻度では笑わない)、これを見ると心癒されるし、泣いてイライラさせることの補償として進化してきたんじゃないか、とも思います(笑顔もなくて泣くだけだったら、本当に親は世話しきれないと思う)。
でも親がイライラすれば、当然子どもの笑顔も減るし、そうするとイライラを補償するものがないから、親はますますイライラするし…という負のスパイラル。
どんな状況でも子ども慈しんで育てられる人もいるだろうけど、ある状況では育てられない人がいる、というのもヒトという生き物の性質を考えると、無理もないかなと思います。

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