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zoom RSS 母乳育児への道のり その3

<<   作成日時 : 2009/07/09 22:13   >>

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私の母乳育児はまだ始まったばかり、これから長い道のりが待っています。
助産師さん達からは「母乳は2歳でも、3歳でも、子供が欲しがるまであげていいですよ」と言われました。
私はできれば自然に子供が吸わなくなる、「卒乳」を目指したいのですが、場合によっては強制的に授乳をやめる「断乳」をしなければならないかもしれません。
それ以外にも、乳腺炎が起きたら?、離乳は上手くできるのか?、仕事や外出との両立は?、等々今後直面するであろう問題は山積みです。

退院した後に、母乳のみで育てられなくなってしまう人も多いみたいです。
先の厚労省の報告書でも、生後3ヶ月の完母の割合は、42.4%から38.0%に減ってしまいます(そして人工ミルクのみの割合が5.1%から21.0%に増加!)。
退院後のお母さんを支援する体制がないこと+家族など身近な人から母乳育児をやめるようなプレッシャーがかかること、が原因のようです。
産院では授乳指導など受けられても、自宅に帰ったら、困った時に相談できる人も施設もほとんどない(ただでさえ新生児を抱えたお母さんは外出しずらいのに)。
そして追い打ちをかけるように、家族からは何かというと「母乳が足りないんじゃない?ミルクを足したら」の連呼。
家族にしてみれば、母乳育児を強調するとかえって母親に負担になるかもという心遣いもあるのかもしれないけど、「(母乳が足りないのなら)赤ちゃんがかわいそう」と母親を追い詰めることに。
私達の親の世代は、人工ミルク全盛期に私達を育てているので、何かというと「母乳が足りないのでは?」と言いがち&母乳育児について無知というか今では間違っていると言われるような知識を信じていたりするので、今、母乳育児を頑張ろうとする母親が混乱することにもなります。
母乳育児をしている私の友人達からも、「赤ちゃんの世話をすることは苦にならなかったけど、親世代の間違った知識を正すのが大変だった!」という話を聞きました。

私はそれほどプレッシャーをかけられたわけではないですが、助産師さんのように励ましてくれる人はほとんどいませんでした。でも「私の努力より、
娘の努力が無に帰すのは耐えられない!
と思って、頑張りました。
それでも退院直後は不安だったので、ベビースケールで体重を測って、順調に増えていることを確認したりしていました。

厚労省の報告書では、母親を支援する医療施設やNPOなどを含むネットワークを地域に作り、母親にそうしたネットワークを紹介することが重要、と強調しています。
同様に家族への母乳育児に関する情報提供の重要性も報告書の中で提言されています。
母親の実母(赤ちゃんのお祖母さん)に対して、産院で育児に関する講習を行ったところ、母乳率が向上した、という報告もあります。
この点に関しては、人間より飼育下の大型類人猿の方が恵まれているかも…類人猿なら周囲も、できるだけ完母を維持できるように働きかけるのに、人間では逆って…

完母の場合、赤ちゃんが哺乳瓶(人工乳首)を嫌がって飲んでくれない場合も多いようです。母乳育児にこだわるお母さんも、哺乳瓶を使わせたがらない人も少なくないようですが、私は娘には哺乳瓶も使えるようになって欲しい。
自分が娘を預けて外出できるようにというのもあるけれど、
危機管理として!
昔の日本や、今も伝統的な暮らしをしている社会なら、自分が母乳をあげられなくなっても、代わりに母乳をあげてくれる人がまわりにいるかもしれませんが、今の日本じゃ無理!
私が事故や病気など不測の事態で母乳をあげられなくなっても、娘が哺乳瓶を受け入れることができれば、どれだけ助かることか。
娘は今はまだ哺乳瓶を受け入れてくれているので、この状態を維持したいのですが、ある日突然拒否するようになる、とかもあるようなので、油断できません(乳頭混乱とかもあるし)。


母乳育児について詳しく知りたい人には、以下の本がお勧めのようです。(私も注文したがまだ未読)


だれでもできる母乳育児
メディカ出版
ラレーチェリーグインターナショナル

ユーザレビュー:
おっぱいで悩んだとき ...
これならできる母乳育 ...
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Amazonでは高い中古本しか売っていませんが、普通の書店で注文すれば、まだ新刊が入手可能なようです。
ちなみにこの本、北米の動物園が作成した
オランウータンの飼育マニュアルでも参考書
としてあげられてました!

最近では、母乳育児に力を入れる産院も増えてきているようです。
厚労省の報告書でも、(生後1ヶ月の時点で)母乳を与える割合は、この10年で92.1%から94.9%に増加している、とあります。
インターネットでも母乳育児に関する情報も色々入手できますが、中には科学的というより少し宗教がかっているような母乳育児の指導もあるので、情報の取捨選択が難しいかもしれません。


飼育下のオランウータンが赤ん坊は上手に扱うにも関わらず、乳首に触れるのを拒否する、ということが時々あるけれど、自分が実際に母乳育児をして納得。
乳首を吸われるのって結構痛い。
しかも出産直後は赤ちゃんも吸い方が下手だし(オランウータンの赤ちゃんも、出生直後から上手に吸えるとは思えないし)。
さらに人工哺育で育ったお母さんだった場合、授乳するという行動に全くなじみがないから、なおさら拒否してしまうかも。
ヒトでも大型類人猿でも、育児って基本「学習」で成り立っていて、本能(生得的な行動)は土台であり、サポートであって、本能だけに頼って子育てするのは難しいんだろうなぁ(もちろん、類人猿にも人にも個体差はあるけど)。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私はおっぱいがちゃんと出るのに、出産した産院の医者に、「混合にしなさい!」と言われて、辛い思いをしました。
イツキが私より退院が遅かったのですが、「母乳は持ってこなくていい、会いに来なくてもいい、家でゆっくり休んでいてください」と言われ、何で退院できないのかも教えてもらえず、おっぱいを家でしぼって、もったいないので、泣きながら植物にあげていました。

今回は母子同室、検診のときからおっぱい指導のある母乳第一の産院で産むので、それだけで信頼しています。

母からお風呂上りはスプーンで湯冷ましをあげるといいと言われ、そのようにしたので、離乳食がはじまってもスプーンを嫌がらずにスムーズに移行できました。
卒乳は意思があまり働かないうちにと思い、1歳で卒乳しましたが、これも順調でした。
2歳まで飲んでいると、卒乳が本当に大変そうだし、次の子とだぶったりするので、私としてはどうかな・・・と苦労している友達を見て思っています。
昔の説と今の説、自分にあった部分をとりいれていけばいいんじゃないかなと思っています。
みやこんぶ
2009/07/10 15:26
みやこんぶさん、コメントありがとうございます。
つわりで大変だったうえに、出産後もそんなご苦労をされていたんですね…

スプーン!嫌がる子多いみたいですね。哺乳瓶だけじゃくて、スプーンも受け入れてくれるように、訓練?したいと思います。

卒乳に関しては、オランウータンは2歳半頃で離乳できるにもかかわらず、母親から独立する7〜9歳頃までおっぱいを吸っているので、「栄養的に必要でなくてもおっぱいを吸う」という行動を体験してみたいな、と。
あまりに生活や仕事に支障をきたすなら、また考えようと思っています。
nouko
2009/07/10 20:05

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