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zoom RSS 【日記】文化人類学会

<<   作成日時 : 2008/06/01 23:28   >>

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今日は、京大で開催されていた文化人類学会を見に行きました。
6月28日のシンポジウムの発表者が、3人、同じセッションで発表するというので、それを聞くのが主な目的。
しかし、この学会、考えてみれば私にとって初めての文系の学会。
色々カルチャーショックを受けました。
まず、パワーポイントを使わないで発表する人が珍しくない!
私が最近参加している学会では、パワーポイントを使わないで発表する人はほとんどみかけないので(コメントや祝辞でさえ、パワーポイントを使って話す)、びっくりました。

学会後にシンポジウムの発表者数人と一緒にご飯を食べに行って、色々聞いたのですが、「パワーポイントで発表すると、勢いにまかせた発表になり、全体像や論理構成が見えにくくなる」という人もいるそうです。
配布資料の方が全体像を把握できてよい、という話には確かに一理あると思いました。

他にも、私達の分野では常識と思われるようなことが、文化人類学の人にはなじみのないことだったり、と色々勉強になりました。
これ聞かないで28日の発表をしていたら、やばかったかもしれない。


ちなみに聞いた発表の中でおもしろかったのは、京都大学人間・環境学研究科の田中雅一先生の話。
「強壮剤から見た男性身体」というタイトルで、中身は週刊誌などに掲載された強壮剤の広告の分析。
強壮剤の実物(アザラシのペニスやトビトカゲの干物)まで登場し、会場のウケもよかったけど、全体の論理構成(ストーリー)もおもしろかった。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私も発表者として文化人類学会に参加しておりました。これまでも随分長いこと文化人類学関係の人とは付き合ってきましたが、霊長類学者に対して彼らが発するコメントで一番多いのは:

「相手がサルだと、いいよね」

という皮肉です。要するに相手がヒトだと研究者は観察者として「客観的な」立場に立つことは不可能だが、サルだとそれができる、というイメージです。

というわけで、私は演者一人ひとりの話の内容そのものよりも、久世さんや竹ノ下さんの話が、相手にどのように伝わるかの方に、興味があります。

頑張ってください!
しましま
2008/06/07 10:28
しましまさん、コメントありがとうございます。
私はサルを見る時でも、「自分が育った文化の価値観=人間の価値観」として、サルとヒトを安易に比較していないか、自問自答するよう心がけています(なかなか上手くできませんが)。文化人類学の人から、「サルを見る人の見方」の多様性や、観察者の安易な(無意識の)自文化至上主義的な部分を突っ込まれることはないのでしょうか?

ちなみにシンポの発表では、オランウータンの交尾のビデオを流そうと思っています。
私はいつも、交尾の場に居合わせると、いたたまれない気持ちにさせられるのですが。ちなみに現地のアシスタントも「そんなことを書くのは恥ずかしい」といって、詳しい観察を書いてくれません…冷静を装って(内心は同情しつつ)「これはすごく大事なデータなんだから、きちんと書かないとダメだ!」とあれこれ細かく指示を出しますが(苦笑)
nouko
2008/06/09 18:59

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